先月、世界遺産の軍艦島を取材するため上陸しました。 船をチャーターしての上陸ではなくて一般の上陸ツアー同行での取材です。 上陸ツアーは4社あって、どこがいいのか迷いましたが、こちらシーマン商会さんに。 それは、元島民でNPO法人「軍艦島を世界遺産にする会」理事長の坂本道徳氏が専属ガイドのツアーだからです。いい話が聴けるのではないか、と。 当日はかなりの波で、上陸が中止になるかもしれませんでしが(前日の午後は中止に)揺れ揺れの中での上陸。 上陸時間はどのツアーでも限られていて約45分。見学できるところも3ヵ所の広場からだけですが、ガイドさんの話と共に見学するので見ごたえもあり、考えさせられる機会にもなりました。 最後に坂本氏は言います。「島の形が軍艦に似てる、そして廃墟、廃墟と単に形だけの観光地として捉えて欲しくない」と。 昔は国内最先端の街で、日本の未来の姿とまで言われた場所です。それが国のエネルギー政策の転換で、たった3ヶ月の猶予で無人島に、そして廃墟の島に。 「もしかしたらこの姿は、日本の未来の姿かも知れない」との坂本氏の言葉には、胸に来るものがありました。 ツアーへの桟橋がある長崎港から南に車で20分ほどにある「軍艦島資料館」。 写真パネル&解説中心ですが、開発の経由、繁栄当時の様子から現在に至るまでの 変遷を時代に沿ってわかりやすく展示しているので、併せて訪れるとよいかと。 資料館へと続く国道499からは軍艦島を真横から眺めることもできるスポットもあります。 ![]() ーーー
by taka-log
| 2016-04-04 14:50
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